Taka_solohamの日記

ヨーヨーマスターTAKAの過去ログです。途中からツイッターの転記のみになっていますが、以前はメインコンテンツを展開していたので過去に遡ると文章がいろいろあります。

Red&Taka

ブラジルの松永さんからメールがきました。いつもローマ字日本語なので書くほうも読むほうも大変だなぁと思いつつ、とっても楽しみなやり取りです。今回のメールは読んでて本当にうれしくなったし、力をもらったなぁと感動できる内容でした。

松永さん>たいした内容でないのにメールするのも気が引けるけれどそろはむができるようになってうれしくてメールしました!
という内容のメールでした。

とってもうれしかった。
松永さんとは3年前の世界大会ではじめて知り合いました。日本語がしゃべれるということもあり、また大人プレイヤーということもあり、はじめての年からとっても打ち解けていろいろしゃべったり遊んだりしてました。松永さん自体とってもいい雰囲気をもってるのでほかの人たちもみんなまつながさんとよこたさんのブラジルクルーは大好きで、ヨーヨーの世界にもあっというまに溶け込んでいきました。そして来年もあいましょうを合言葉に毎年会えるのを楽しみにしていました。世界大会で優勝したときは無理を言って松永さんの予備のカウンターウェイトにサインをいれて貰ったりもしました。
そんな松永さんが今年、世界大会の終わった夜に突然始まったソロハムワークショップでソロハムができなくて悔しい、絶対やるっていいながらいろいろトリックのことを聞いてきてくれました。ソロハム自体、とってもマイナーなトリックでやるのが大変な割には割に合わないというか、やってる本人の達成感や満足度はとっても高いんだけどいざそれをやろうとするのにはハードルが高すぎるので自分自身、隠すつもりはないけれど積極的にソロハムを広めていこうと手を差し伸べることはあまりしてきませんでした。なので松永さんが真剣にソロハムの練習をしていた今年の世界大会の夜の時間はとても自分にとって貴重な、世界大会で優勝をして認められた、ときとはまた違うとっても幸せな達成感を味わえた時間でした。自分が考えて形にしたトリックに強烈にあこがれてもらい、それをしたいから教えてくれ、と自分の周りに輪ができる。ヨーヨーをしていてこれ以上の至福はないでしょう。
ワークショップをしていてびっくりしたのが参加していたジャック・リンカもシンガポールのオフストリングボーイも結局最後までいて1対1のハム特訓になったコディも、もちろん松永さんも地味な反復練習をかなりしていてマウントまではきちんとできていたことでした。ほとんどの人がマウントを完璧にしない状態でソロハムのキープができないと挫折してしまうのですが、ワークショップに参加してくれた人たちはきちんと練習をしていた上でできないところ、と問題点をあらかじめ見つけていたのでとても教えやすかったんです。今やりたいと思ってやり始めるんじゃなくてもうたくさん練習してて、ここがわからないからどうすればいいのか教えてくれ!という姿勢なんです。(もちろん始めるきっかけとしてのワークショップも必要だし、最初は誰しも0からのスタートなのだけど)。世界大会きてる連中はさすがにヨーヨー好きの度合いが違います。自分なりの壁を越えてきてるから練習しててできなくてもいつかなにかのきっかけでやり方をつかめちゃえばできるようになる、自分にできないトリックは「ない」と「知っている」ので自分でやりたいトリックを「決めたら」あとはできるようになるまでひたすら「練習をすればよい」んです。
そんな人たちに囲まれてソロハムを教える時間、自分自身もとても刺激を受けたし、今年がヨーヨー人生最高の世界大会だったと振り返れるのはあのワークショップがあったからでした。
そして松永さんはそのワークショップのときの感動だけではなくて、さらにプレゼントをくれました。世界大会が終わってもひたすら練習をしてついにソロハムができるようになったと、わざわざメールをくれたんです。本当に松永さんがうれしい気持ちもわかるし、それ以上に僕もうれしいです。だってソロハムのためのBlogまでつけちゃってるんですよ!しかもビデオ繰り返し見てるって書いてくれてあるし。ソロハムクリップ思いのほか反響なかったんでやっぱりシングルやほかのわかりやすいスタイルじゃないと共感してくれる人は少ないのかと思っていたのでソロハムをやりたい!と思った人の力になったことがわかってうれしかったです。ほかにもローマ字で書ききれないくらいの感謝の言葉とうれしい、という気持ちが伝わる内容が書いてありました。とってもハッピーなメールでした。ありがとう、松永さん。