今年もお世話になりました。

メルマガより転載

先日、マレーシアで行われたアジアパシフィック大会（通称AP06)に参加してきました。去年以上の参加国数１５カ国、競技参加者も１００名以上を超え、世界大会に次ぐ国際大会としてますますの盛り上がりを見せていました。
英語とヨーヨーが共通言語でアジアの各国のプレイヤーたちが交流をする環境があることはとても幸せだと思い、毎回参加していてヨーヨーのすばらしさ、可能性を実感する大会となっています。
数年前まで日本の影を追いかけていた各国ですがインターネットによる動画共有、ヨーヨープレイヤー同士の交流が進み、技術的な差はまったくなくなり、時に世界大会以上のスキルや動きを見せるレベル的にも非常に高いコミュニティーとなりつつあります。
来年は中国で開催、とのことです。日本から行くには遠くない国ですので世界大会のフロリダよりも参加しやすいかと思います。興味ある方はぜひ参加してみることをお勧めします。ヨーヨーの楽しみのさらに奥行きの広がり、コミュニケーションツールとしてのヨーヨーの楽しさを実感することができると思います。

個人的な活動を振り返ると、今年はコロンビア公演、シンガポールナショナルジャッジ、世界大会参加、ＡＰ０６参加と海外での活動も去年以上に行うことができました。また国内でも映画スケバン刑事の撮影と公開、コカコーラのプロモーション協力とここ近年に無くヨーヨーを皆さんに見てもらえる機会が増えました。来年を今年以上に充実させる、となると相当大変だなぁと思いますが、もっともっとヨーヨーの楽しさを知ってもらう機会を作っていくことはできると思っています。

スピンギアとしても中野に実店舗を期間限定でオープンさせていただき、半年が経ちました。場所を移し、リニューアルオープンとともに期間限定、という言葉を外し、通常の営業体制でスタートさせていただきます。ハイパーヨーヨーがブレイクした９７年から来年で１０周年となります。いま私たちがやっているスタイルのヨーヨーが”文化”として定着していく１０年となるべく、店舗のスピンギア、楽天市場のスピンギアともに皆様のヨーヨーライフをサポートし、情報発信の場としても活用していただけるようにさらに環境を整えてまいりたいと思います。

ヨーヨーは一過性のものとして昔から定着することが中々難しかったですが、アメリカの先人達の努力、ハイパーヨーヨー以降の皆さんのモチベーションで、いままでにないコミュニティー、文化を作り出している過程にあると思います。ゲームが好きなのとリアルタイムで経験しているのでよく比較するのですがファミコンも１０周年、２０周年と迎えるに当たり、当初はただのゲーム、おもちゃだったものが年を重ね、厚みをましていくことで文化として時に研究対象になり、時に人生をかけて楽しむものとなってきています。

ヨーヨーはまだ１０年。平坦な道のりではないですが、１０年迎えることができ、次の１０年間でどういう風になるか、いまから楽しみです。また１０年後にヨーヨーは文化になった、というかそういう議論をするまでも無く、ヨーヨーが世の中に溶け込んでいるもの、あたりまえのものになっている状況を作っていくことが自分、そしてスピンギアの一つの仕事だと捉えています。

ヨーヨーだけを仕事としていくことは数年前には考えられないことでしたがいまではスタッフを抱え、ヨーヨーを企業として継続的に普及、販売していける状況をつくっていくことの可能性が見えてくるところまできています。これもひとえに皆様のおかげです。本当にありがとうございます。