レイダーEX
5月中旬発売予定のレイダーEXのサンプルが届きました。5種類のスペーサーが付属してルーピングのセッティングが容易にできるようになったことが売りです。
早速並べてみます
あれ?厚さが同じだ、、、想像と違いました。
写真で伝わりにくいと思いますが、厚さはすべて同じで、内側の皿の深さが違います。これによってベアリングをカバーする幅が変わり、ギャップも変わってきます。
セッティングは左右同じじゃなくても使えるはずなので5種類以上の組み合わせが期待できます。
早速使ってみました。ベアリングはパッケージから空けた状態のノーマル、スペーサーは各種。
スペーサーを変えるごとに言葉では表せない調整中のナイスペを少し閉めたり緩めてみたりの感覚に頼っていた部分が調整できるのがすごいです。一番狭いとストリングがあたる感じが大きいですが、スリープよりループを重視した感じ、少し幅を広げるとナイロンスペーサーのような感覚でさくさくループできます。
もっと使い込んでのレポートが必要ですが、いままでヨーヨーを壊すリスクが伴っていたナイロンスペーサーのセッティングが簡単に毎回正確に同じ幅でできるのであれば、あとはオイルとストリングの選択だけでやりやすさを再現できることになり、メンテナンスとヨーヨーの調整が簡単になります。付属の金属スペーサーのサイズを変えただけでこのセッティングの幅の広がりが出てきたのはハードルの高かったルーピング機種にとっては新しい進化といえると思います。
大会出場プレイヤー達の長年かかって身につけたナイロンスペーサーと同等の使いやすさになるかは使い手次第ですが、これから通常にヨーヨーを楽しむレベルであれば簡単にセッティングができるEXで自分好みのセッティングを見つけ、それになれたほうがうまくなる近道になる可能性があります。
シングルハンドに比べヨーヨーの開発競争がないともいえるルーピングヨーヨーに一石を投じる機種であることは間違いありません。
ナイロンスペーサーを削るだけではなく、ヨーヨーをしめ壊さないことも難しさとしてありましたが、今回のレイダーEXでは両方の不安を払拭。段階的に厚さの違うスペーサーを使い、内径を抑えている金属タイプなのできっちりボディーをしめることができ、しめすぎの可能性が減ります(とはいえしめ過ぎには注意)
重さは従来の金属スペーサーが約2.1gに対し、レイダーEXのスペーサーは約0.6g。
ボディーが片面約1g重いようです。(通常カラーレイダーと今回のネオンピンク、ネオンイエローを比べた結果)。不透明系のネオンだけではなく、透明のネオンイエローも1g重いのでキャップもしくはボディ自体の金型から違う可能性があります。
トータルではレイダーEXのほうが約0.5g重いです。(手元のヨーヨーと今回のサンプル比較の場合)
パーツは互換性があるようでノーマルのレイダーにこのEXスペーサーを装着することができました(しめ込んでないのでしめ込めるかは不明です)。また逆にノーマルの金属スペーサーを装着することも可能でした。
レイダーEXのボディーにナイロンスペーサーをつけてしめこむ事はどうやらできないようです。
中野スピンギアにて今日からサンプルテストが可能です。またGW中の各イベントでも私が持ち歩いている予定です。売り場では出せないですがイベントの合間や終了後に声をかけていただければサンプルテストをしていただけます。
サンプルパッケージの評価なので販売バージョンの仕様(特に軸周り)に変更が出る可能性はあります。スピンギアに正式入荷の際にまた詳細なレポートをします。