Taka_solohamの日記

ヨーヨーマスターTAKAの過去ログです。途中からツイッターの転記のみになっていますが、以前はメインコンテンツを展開していたので過去に遡ると文章がいろいろあります。

HAYABUSA

全体的な重量をどう増やすかという解決策と、リムの素材をどのようにしていくかという点、金型が仕上がっているので大きな変更はできないという制作上の都合が加味され、HAYABUAヨーヨーは開発の終盤を迎えて行きます。


2007年12月1日

リム(ウィング)素材をPU(ポリウレタン)という素材に変更*1


従来パンダと同じ素材(PVC)用の金型からPUという別素材のリムでヨーヨーを作ったため、泡が入り、形もいびつになっています。がテストサンプルとしては十分に機能し、PU素材によるリムの優位性はクルー達に確信となって現れました。
PUはパンダのリムよりも比重が重いため、重量を確保することもできました。耐衝撃性も優れているため、本体と同じ素材、ポリカーボネイトで全体を作るよりも、2ピースに分けての構造に意味があります。
この時点で68g(キャップ込み)しかし、クルーの要求はさらに高く、72gの重さにしていかないといけない、という具体的な数字の要求が出てきました。
金型を大きく変えずに重量だけを増やす、一度出来上がったボディをどのように変えていけばクルーの供給を満たせるのか、ここでついにダンカンのマーケティングディレクター、マイクが決断を下します。(続く

*1:PUはスケバン刑事のヨーヨー作成のときに、カウンターウエイトをその素材で作ったら固すぎて危険、ということでお蔵入りした素材でもあります。最終的にはPVCに落ち着きました